全世界株式とS&P500を半分ずつ積み立てる理由|月3万円ずつのNISA配分

全世界株式とS&P500へ半分ずつ積み立てる配分イメージ

「全世界株式とS&P500の両方を買う意味はあるのか」「半分ずつなら十分に分散できるのか」と迷う人もいると思います。

私は投資を始めて約5年。現在はNISAで、SBI・全世界株式インデックス・ファンドとSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを月3万円ずつ積み立てています。

結論からいうと、この組み合わせは「世界にも投資しながら、米国株を多めに持ちたい」という自分の考えには合っています。ただし、全世界株式の中にも米国株が多く含まれるため、2本に分ければ単純に分散効果が2倍になるわけではありません

この記事では、実際の配分、2本を選んだ理由、銘柄の重複、以前積み立てていたバランスファンドをやめた理由まで、私の判断過程をまとめます。

※本記事は筆者個人の運用例であり、特定商品の購入を勧めるものではありません。投資信託には元本割れの可能性があり、判断はご自身の資産状況や利用時期に合わせて行ってください。数値や構成比は確認時点のもので、今後変わる可能性があります。

目次

現在のNISA積立は月6万円を2本に半分ずつ

積立商品 毎月の積立額 積立額の比率
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 3万円 50%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 3万円 50%
合計 6万円 100%

ここでいう50対50は、毎月購入する金額の比率です。値動きが違えば、保有資産の評価額は50対50からずれていきます。今のところ、途中の成績を見て積立額を頻繁に変えたり、売却して比率を戻したりする予定はありません。

月5,000円から段階的に増額した経緯や、生活防衛資金とのバランスは「NISAを月5,000円から6万円へ増額した積立記録」にまとめています。

全世界株式とS&P500を半分ずつ選んだ理由

米国だけでなく、ほかの国にも投資したかった

S&P500には米国経済の強さへの期待があります。一方で、将来も米国だけが強いとは限らないという不安もありました。

そこで、米国以外の先進国や新興国、日本にも投資できる全世界株式を組み合わせ、世界経済の成長にも少しでも乗りたいと考えました。

銘柄を選んだ当初から、現在のように構成比まで細かく考えられていたわけではありません。「S&P500と全世界株式のどちらの恩恵も受けたい」という気持ちから、分かりやすく半分ずつにしたのが出発点です。

今は「世界分散+米国を上乗せする配分」と理解している

SBI・全世界株式インデックス・ファンドは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへの連動を目指す商品です。SBIアセットマネジメントの2026年2月末の月次レポートでは、組入上位国・地域の米国比率は58.81%でした。

全世界株式を50%、米国株で構成されるS&P500を50%とすると、単純計算した全体の米国比率は次のようになります。

50% × 58.81% + 50% × 100% = 約79.4%

つまり、この組み合わせは「米国と世界を半分ずつ」ではなく、現時点の構成では資産全体の約8割を米国株が占める計算です。米国以外にも投資できますが、かなり米国寄りの配分です。

私はこの点を理解したうえで、今のところ米国を多めに持つことに納得しています。米国への期待を持ちつつ、残りをほかの国へ分散したいという配分です。

2本を買っても米国の大型企業は重複する

S&P500は、米国の代表的な約500社で構成される指数です。一方、SBI・全世界株式インデックス・ファンドも米国株を多く含み、その中にはS&P500の主要企業と重なる銘柄があります。

そのため、2本を持つことで投資先の国や企業は広がるものの、米国の大型企業への投資比率はさらに高くなります

期待できること 注意点
米国以外の国や小型株にも投資できる 米国大型株の重複は大きい
米国株の成長を強めに取り込める 米国市場が下落すると2本とも影響を受けやすい
自分が納得できる配分にしやすい 全世界株式1本より管理項目が増える

「2本だから1本より安全」とは限りません。大切なのは商品数ではなく、中に何が入っていて、資産全体がどこに偏っているかを確認することだと感じています。

50対50を成績によって頻繁に変えない理由

今後、どちらか一方の成績が悪くなっても、基本的には月3万円ずつの積立を続ける予定です。

値上がりした商品を見て積立額を増やし、値下がりした商品を減らす行動を繰り返すと、結果を追いかけて高値で多く買う可能性があります。そこで、短期的な成績ではなく、最初に決めた積立ルールを優先します。

なお、ドルコスト平均法は、価格が変動する商品を定期的に一定額ずつ購入する方法です。50対50の配分を守ること自体を指す言葉ではなく、利益を保証するものでもありません。

また、積立額を半分ずつにしても、値上がりした方の評価額は大きくなります。将来、資産を使う時期が近づいたら、評価額の比率も確認し、必要額を債券や現金など値動きの比較的小さい資産へ移すことを検討します。

以前のバランスファンドは積立をやめたが売っていない

以前は「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」にも積み立てていました。この商品は国内株式・先進国株式・国内債券・先進国債券へ25%ずつ投資する設計です。

当時は、国内株や債券にも分散したいと考えて選びました。しかし、現在は20年以上先を見据えた長期積立が目的です。次の理由から、新規の積立をやめました。

  • 全世界株式にも日本株が含まれている
  • 今の年齢と運用期間なら、まだ債券比率を高めなくてもよいと判断した
  • 現在積み立てている2本より、信託報酬が若干高かった

ただし、保有分には含み益があり、今すぐ売る理由もないため、そのまま保有しています。「新規積立をやめること」と「すでに持っている商品を売ること」は分けて考えました。

投資5年で元本約120万円、含み益は約46万円

投資歴 約5年
投資元本 約120万円
含み益 約46万円
元本に対する増加率 約38%(概算では約40%)

これは2026年8月時点の評価額で、今後の利益を保証するものではありません。また、現在の50対50の積立は最近始めたため、この含み益が現在の配分によって得られた結果とはいえません。約5年間の相場環境と、それまで保有してきた商品の合計結果です。

増えていると安心しやすい一方、相場が下がれば含み益が減り、元本割れする可能性もあります。短期の評価額より、使う予定までの期間と継続できる金額を重視しています。

この配分が合いやすい人・合いにくい人

合いやすいと感じる人

  • 米国株を中心にしながら、米国以外にも投資したい人
  • 20年以上先など、資金を使うまで長い期間を取れる人
  • 大きな値下がりがあっても積立を続けられる人
  • 2本の重複と米国への偏りを理解して選べる人

慎重に考えた方がよい人

  • 10年以内に住宅・教育費などで使う予定がある人
  • 評価額の大きな上下が強いストレスになる人
  • 全世界株式1本で管理を簡単にしたい人
  • 株式以外の資産にも分散したい人

若く運用期間が長ければ価格変動から回復する時間を取りやすくなりますが、20年保有すれば必ず利益が出るわけではありません。金融庁も、長期・積立・分散投資には価格変動と付き合いやすくする効果が期待できる一方、投資信託には元本割れのおそれがあると説明しています。

私の結論|「両方買えば安心」ではなく、米国約8割を理解して続ける

私が全世界株式とS&P500を半分ずつ積み立てる理由は、米国経済への期待を持ちながら、米国以外の成長も取り込みたいからです。

一方で、現時点の構成比から計算すると、全体の米国株比率は約79%です。2本に分けていても米国大型株は重複しており、地域分散を最優先する配分ではありません。

それでも、内容を理解したうえで自分が納得でき、相場に左右されず続けやすいことを優先しています。今後も積立額は原則3万円ずつとし、資産を使う時期が近づいたら安全資産への移行を考える方針です。

配分を決める前に確認したい3点

  1. 全世界株式の中にも米国株が多く含まれると理解しているか
  2. 「積立額の比率」と「評価額の比率」を分けて考えているか
  3. いつ使うお金か、値下がりしても続けられるか

積立額そのものに迷っている場合は、「ChatGPTでNISAの月5万・6万・7万円を比較した実例」も参考にしてください。AIだけで決めず、公的シミュレーターで確認する手順も紹介しています。

参考にした一次情報

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この記事を書いた人

北海道で子育てをしながら、健康・お金・暮らしを少しずつ整える実体験を発信しています。実際に試したことを中心に、今日から一つ行動できる情報をお届けします。

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