北海道の中古住宅は寒い?築9年・32坪4LDKで冬を過ごした実体験

雪景色の見える北海道の中古戸建てで、室温23℃を示す温度計とパネルヒーターがある暖かな廊下

北海道で中古住宅を探していると、「古い家は寒いのではないか」「鉄骨住宅は冬に冷えるのではないか」と不安になるかもしれません。

私が購入したのは、北海道にある築8年当時の中古戸建てです。現在は築9年ほどで、約32坪の4LDK。外気温が最低マイナス10℃ほどになる日もありますが、実際に1年半住んで、家の中を特別寒いと感じたことはありません。

昨シーズンの室温は、おおむね21~24℃。リビングだけではなく、廊下、洗面所、トイレまで寒さを感じずに過ごせました。

ただし、これは「北海道の中古住宅なら寒くない」という意味ではありません。私の家は複層ガラスで、各スペースにパネルヒーターがあり、冬はセントラルヒーティングを24時間運転しています。

中古住宅の暖かさを見るときは、築年数や木造・鉄骨という構造だけではなく、断熱性能、窓、暖房方式を一緒に確認した方がよいと感じています。

目次

私が住んでいる北海道の中古住宅の条件

まず、この記事の前提となる住宅条件をまとめます。

項目わが家の条件
地域北海道
真冬の最低気温マイナス10℃ほどになることがある
建物築9年ほどの中古戸建て
構造鉄骨住宅
広さ・間取り約32坪・4LDK
複層ガラス
暖房灯油式セントラルヒーティング
パネルヒーター各部屋、リビング・ダイニング、洗面所、廊下、トイレの計10台
冬の運転方法秋から春まで基本的に24時間運転
昨シーズンの室温約21~24℃
居住期間約1年半

築年数が同じ住宅でも、窓や断熱材、暖房設備、日当たりなどで室温は変わります。ここから先は、あくまでこの条件で暮らした私の実例です。

結論:外がマイナス10℃でも、家の中に寒い場所はなかった

私の家では、昨シーズンは室温を21~24℃ほどに調整していました。

セントラルヒーティングを24時間動かしているため、起床時だけ室温が大きく下がることはありません。リビングと寝室だけではなく、廊下、洗面所、トイレにもパネルヒーターがあります。

そのため、「リビングは暖かいけれど、廊下へ出ると急に寒い」という場所がありませんでした。

室温は固定ではなく、ボイラー側の熱源水温と各パネルヒーターの目盛りで調整できます。昨シーズンは21~24℃の範囲で暮らしましたが、暖かすぎると感じれば少し下げることもできます。

暖房の仕組みや、24時間運転で感じたメリット・デメリットは、北海道でセントラルヒーティングを1年半使った実体験にまとめています。

アパート時代は、脱衣所と廊下の寒さがつらかった

戸建てへ移る前のアパートには、リビングにストーブが1台ありました。

リビングは暖かくなりますが、廊下、トイレ、洗面所までは十分に暖まりません。特につらかったのは、お風呂から上がった後の脱衣所です。暖かい浴室から寒い洗面所へ出るたびに、急いで体を拭いて服を着ていました。

今の家では洗面所にもパネルヒーターがあるため、お風呂上がりに寒さを我慢することがなくなりました。

中古住宅を選ぶとき、私はリビングの暖かさだけを考えていました。実際に暮らしてみると、毎日の快適さを左右したのは、廊下や洗面所まで暖かいことでした。これは住み始めてから強く感じた違いです。

寒さを感じにくい理由は、断熱・窓・暖房の組み合わせだと思う

わが家が寒くない理由を一つに決めることはできません。実際に住んだ感覚では、次の3点が組み合わさっていると考えています。

1.認定時の住宅性能を購入前に確認した

わが家は長期優良住宅の認定を受けています。購入前には、断熱性能に関する書類も確認しました。

国土交通省は、長期優良住宅を「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅」と説明しています。ただし、認定基準は建築時期や認定区分によって異なります。長期優良住宅という名称だけで、現在の断熱等級や実際の室温まで判断することはできません。

中古住宅では、認定通知書だけではなく、設計住宅性能評価書、建設住宅性能評価書、断熱等性能等級など、残っている書類を確認した方が安心です。

参考:長期優良住宅の制度概要(国土交通省)

2.窓が複層ガラスだった

わが家の窓は複層ガラスです。1年半住んだ範囲では、窓の結露や凍結は発生していません。

国土交通省も、窓などの開口部は熱が逃げやすく、ガラスを二重にすることなどで窓からの熱損失を減らせると説明しています。

ただし、「複層ガラスなら必ず暖かい」とは言えません。サッシの材質、ガラスの仕様、窓の大きさや方角も確認が必要です。

参考:断熱性に優れた住宅の快適性(国土交通省)

3.家全体を暖める設備がそろっていた

わが家には計10台のパネルヒーターがあります。4部屋のほか、リビング・ダイニング、洗面所、廊下、トイレにも配置されています。

断熱性能が高くても、暖房がリビングに1台だけなら、暖房から離れた場所は寒くなるかもしれません。反対に、家全体へ暖房が配置されていれば、室温差を小さくしやすくなります。

中古住宅の内覧では、暖房器具の種類だけではなく、「どの部屋に何台あるか」「廊下や洗面所まで暖められるか」も見ておくと、暮らしを想像しやすくなります。

鉄骨住宅は寒い?実際に住んだ私は特別寒いと感じていない

住宅を探していると、「木造住宅の方が暖かく、鉄骨住宅は寒い」という話を見かけることがあります。

私の家は鉄骨住宅ですが、外気温がマイナス10℃ほどになる日でも、特別寒いとは感じていません。少なくとも、私の実体験だけで「鉄骨だから寒い」とは言えませんでした。

国土交通省の省エネ性能表示でも、住宅の断熱性能は、建物からの熱の逃げやすさを示すUA値などで評価されます。構造材だけではなく、外壁、天井、床、窓などを含む建物全体の性能を見る考え方です。

参考:住宅の断熱性能の見方(国土交通省)

木造か鉄骨かだけで候補を絞るより、断熱等性能等級やUA値、窓の仕様、暖房方式を確認する方が、実際の暖かさを判断しやすいと思います。

結露・凍結はないが、入居前の収納にはカビの形跡があった

入居後の1年半では、窓の結露や凍結は発生していません。新たにカビが広がった場所も確認していません。

一方、入居前から備え付けの収納棚に、カビが生えたような形跡がありました。原因や清掃履歴までは確認できていません。

今振り返ると、見つけた時点で次の点を売主や不動産会社へ確認すればよかったと思います。

  • カビだったのか、単なる汚れだったのか
  • 結露や漏水が発生した履歴はないか
  • 清掃や補修をした時期
  • 壁や棚の奥に湿気が残っていないか

現在問題がないからといって、入居前の形跡まで気にしなくてよいとは限りません。中古住宅では、目に見える跡の原因を引き渡し前に確認する方が安心です。

内覧時に見ておきたい項目は、中古住宅購入前の確認ポイント7選でも整理しています。

北海道の中古住宅で寒さを確認する7項目

私がもう一度中古住宅を選ぶなら、次の7項目を確認します。

  1. 断熱等性能等級やUA値が分かる書類はあるか
  2. 窓は単板・複層・トリプルのどれか、サッシの仕様は何か
  3. 暖房はストーブ、セントラルヒーティング、床暖房、全館空調のどれか
  4. リビング以外の廊下、洗面所、トイレまで暖められるか
  5. 過去の灯油・電気・ガス使用量を確認できるか
  6. 窓や収納に結露、凍結、カビの形跡がないか
  7. ボイラー故障や停電時に使える予備暖房があるか

冬の内覧でも、現状入居していない物件では暖房を止めていたり、設備があっても動かせなかったりする場合があります。実際、わが家も冬に内覧しましたが、暖房を付けることはできませんでした。そのため、冬の内覧だけで室内の暖かさや暖房性能を確かめるのは難しいと思います。

一方で、冬だからこそ分かることもあります。敷地内の積雪量、玄関や駐車場の除雪負担、前面道路や周辺道路の除雪状況は、雪がある時期の方が確認しやすいです。

暖房を動かせない場合は、設備の配置、過去の光熱費、断熱性能が分かる書類、売主が暮らしていたときの設定温度などを確認し、判断材料を補うのが現実的です。

わが家の電気・水道・灯油代は、北海道の32坪4LDK戸建てでかかった年間光熱費で公開しています。

寒くなくても、暖房費と故障時の備えは別に考える

家の中は快適ですが、その暖かさを保つための費用はかかります。

わが家の昨シーズンの灯油代は約14万3,000円でした。この金額には暖房だけではなく、灯油給湯の分も含まれています。暖かさだけを見て暖房方式を決めず、燃料費や定期的な不凍液交換まで含めて考える必要があります。

もう一つ、現在のわが家には停電やボイラー故障時の予備暖房がありません。今まで困ったことはありませんが、冬に設備が止まった場合の対策は不足しています。

これは今回整理していて気づいた課題です。小型の予備暖房を用意するか、故障時の連絡先と対応時間を確認するか、次の冬までに考えたいと思っています。

まとめ:築年数や構造だけで「寒い中古住宅」とは決められない

北海道で築9年ほどの鉄骨中古住宅に1年半住んだ私の結論は、次のとおりです。

  • 外気温がマイナス10℃ほどでも、室温21~24℃で過ごせた
  • セントラルヒーティングにより、廊下や洗面所にも寒い場所がなかった
  • 複層ガラスで、入居後の結露や窓の凍結はない
  • 鉄骨住宅でも、私は特別な寒さを感じていない
  • 判断するときは、構造よりも断熱性能、窓、暖房方式を一緒に確認したい

私は購入前に断熱性能と暖房方式を確認していましたが、収納棚に残っていたカビのような跡や、故障時の予備暖房までは十分に考えていませんでした。

中古住宅は、資料だけでは分からない部分もあります。それでも、室温を左右する項目を一つずつ確認すれば、「中古だから寒そう」という漠然とした不安はかなり具体的にできます。

よくある質問

北海道の中古住宅は、新築より寒いですか?

中古か新築かだけでは判断できません。築年数、断熱性能、窓、暖房方式、暖房設備の配置によって変わります。わが家は築9年ほどの中古住宅ですが、室温21~24℃で寒さを感じずに暮らせています。

鉄骨住宅は木造住宅より寒いですか?

構造材だけで実際の暖かさを判断するのは難しいです。わが家は鉄骨住宅ですが、特別寒いとは感じていません。断熱等性能等級、UA値、窓、暖房方式を合わせて確認する方が現実的です。

北海道の中古住宅は冬に内覧した方がよいですか?

冬の内覧は、暖房性能の確認よりも、敷地の積雪量や玄関・駐車場、周辺道路の除雪状況を確認する機会として役立ちます。現状入居していない物件では、暖房を止めていたり設備を動かせなかったりする場合があり、わが家も内覧時には暖房を付けられませんでした。暖かさについては、断熱性能の書類、暖房設備の配置、過去の光熱費などで補って確認します。

複層ガラスなら結露しませんか?

わが家では結露していませんが、複層ガラスだけで結露しないとは断定できません。室内湿度、換気、サッシ、外気温などにも左右されます。

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この記事を書いた人

北海道で子育てをしながら、健康・お金・暮らしを少しずつ整える実体験を発信しています。実際に試したことを中心に、今日から一つ行動できる情報をお届けします。

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