住宅ローン10年固定は後悔する?年1.2%を選んだ理由と終了後の方針

10年間の安定した返済期間と、その後の金利選択を表した北海道の住宅イラスト

住宅ローンで10年固定を選んだことを、今のところ後悔とまでは感じていません。

わが家が契約したのは、借入額2,760万円、40年返済、当初10年固定で年1.2%の住宅ローンです。契約当時は、変動金利が約0.8%、全期間固定が約1.9%でした。

変動より金利は高いものの、子育てで収入と支出が変わりやすい最初の10年間について、返済額を固定できる安心感を優先しました。

ただ、金利が上がっている現在から振り返ると、「当時1.9%の全期間固定でもよかったかもしれない」と少し思うことはあります。10年固定は、固定期間中の安心と引き換えに、11年目以降の金利が決まっていない選択です。

この記事では、わが家が変動金利でも全期間固定でもなく、10年固定を選んだ理由と、固定期間終了後に考えていることをまとめます。

目次

わが家の住宅ローン条件

項目 契約内容
借入額 2,760万円
返済期間 40年
返済方法 元利均等返済
金利タイプ 当初10年固定
当初金利 年1.2%
通常月の返済額 約6万5,000円
ボーナス返済 6月・12月に各5万円
契約時の年齢 30歳
事務手数料・繰上返済手数料 いずれも無料

通常月の負担を抑えた理由は、住宅ローンだけで家計を埋めず、生活防衛資金とNISAにもお金を回したかったからです。

返済期間を35年ではなく40年にした理由と、月額・総利息の比較は、35年と40年住宅ローンを比較した記事にまとめています。

契約時に比較した金利は0.8%・1.2%・1.9%

契約時に検討した金利は、おおむね次の水準でした。

金利タイプ 当時の金利 10年固定との差
変動金利 約0.8% -0.4ポイント
当初10年固定 1.2% 基準
全期間固定 約1.9% +0.7ポイント

数値は、わが家が借り入れを検討した当時の提示内容を基にした概算です。現在の金利や、すべての金融機関に当てはまるものではありません。

金利だけを見れば変動金利が最も低く、完済までの安心を優先するなら全期間固定が分かりやすい選択でした。

その間にある10年固定は、最初の10年間は返済額を確定できますが、固定期間終了後の返済額までは確定しません。この中途半端さは、選ぶ前に理解しておく必要があります。

全国銀行協会も、固定金利期間選択型について、固定期間中は返済額が変わらない一方、期間終了後はその時点の金利で金利タイプを選び直すため、その後の返済額は契約時点では分からないと説明しています。

10年固定を選んだ3つの理由

地方銀行の変動金利が、ほかの銀行より高めだった

住宅ローンを組んだ地方銀行では、当時の変動金利がほかの銀行より高めでした。一方で、固定金利のメニューは優遇を受けられました。

単純に「変動は安い、固定は高い」と比べるのではなく、実際に審査を出した銀行から提示された条件で考えると、10年固定1.2%は受け入れやすい金利でした。

以前の仮審査時の低い金利を適用してもらえた

購入した家とは別に、その前に気になっていた物件があり、同じ地方銀行へ仮審査を出していました。

その後に今の家を見つけたのですが、銀行側の対応により、以前の仮審査時の低い金利を適用してもらえました。金利の優遇がなければ、別の選択をしていた可能性はあります。

子育て期の10年間は返済額を変えたくなかった

変動金利には、上昇するかもしれない怖さがありました。ただし、当時の全期間固定1.9%は高く感じました。将来の金利上昇を警戒しすぎて、最初から高い金利を払い続けることにも迷いがあったからです。

そこで、子育てで収入と支出が不安定になりやすい今後10年間だけは返済額を固定し、その先はあらためて判断することにしました。

2026年8月時点、私は以前より金利上昇を意識していますが、当面の返済額が変わらない点には安心感があります。

住宅購入時は金利だけで銀行を選べなかった

購入した中古住宅には、ほかにも検討している人がいました。時間をかけて多くの金融機関を比較するより、すぐに審査を進めてくれる地方銀行を選ぶ必要がありました。

これは、最も低い金利の銀行を探し切った結果ではありません。欲しい物件を確保するため、審査スピードと契約の進めやすさも含めて決めた結果です。

今振り返ると、住宅ローンの金利だけを比べる記事では抜けやすい部分ですが、中古住宅では物件側の期限も判断に影響します。

諸費用を含めて2,760万円を借りた経緯は、住宅ローンのフルローンを選んだ実体験で詳しく紹介しています。

10年固定を選んで感じているメリット

実際に返済を始めて感じているメリットは、次の3点です。

  • 当初10年間の金利と返済額が決まっている
  • 子育てや住宅修繕などの支出計画を立てやすい
  • 金利のニュースを見ても、すぐに毎月返済が変わるわけではない

わが家では、通常月約6万5,000円に加え、6月と12月に各5万円を返しています。現在のところ、返済に圧迫感はありません。

ボーナス返済を含む返済方法については、住宅ローンのボーナス払いを年10万円にした記事で、毎月払いのみとの違いも整理しました。

今なら全期間固定でもよかったと思うことはある

契約時は、全期間固定1.9%を高いと感じて選びませんでした。変動金利の上昇リスクを気にしながらも、40年間ずっと高めの金利を払うことにも抵抗がありました。

しかし、現在の金利上昇を見ると、当時の1.9%で完済まで固定できる安心を買う選択もあったと思います。

だからといって、10年固定を選んだことが失敗だったとはまだ判断できません。固定期間終了時の金利と、そのとき利用できる借り換え商品が分からないからです。

当時の判断は、金利だけでなく、物件の競争状況、審査スピード、優遇条件、子育て期の家計を合わせたものでした。今の金利を見て過去の選択だけを評価すると、結果論になってしまいます。

10年固定の終了後は借り換えも比較する

契約時には、固定期間終了後の取り扱いについて説明を受けています。一般に、固定期間終了時は、その時点の金利で変動金利へ移るか、固定期間を再設定するかを選ぶ商品があります。ただし、実際の選択肢や手続きは契約によって異なります。

わが家は、固定期間終了後に同じ銀行の変動金利へそのまま移るつもりは、今のところありません。

住宅購入時と違い、借り換えの検討には時間を取れます。終了時期が近づいたら、次の条件を比較します。

  1. 現在の銀行で提示される変動金利
  2. 現在の銀行で再び固定期間を選ぶ場合の金利
  3. 他行へ借り換える場合の金利
  4. 借り換えの事務手数料、登記費用、団信
  5. その時点のローン残高と残りの返済期間

借り換えは金利が低いだけで決めず、諸費用を払っても総額で有利になるかを確認します。

以前、10年後の残高を約2,188万円と仮定し、残り30年の金利が1.2%、2.0%、3.0%の場合を試算しました。比較条件と注意点は、ChatGPTで住宅ローンをシミュレーションした記事で確認できます。

10年固定が合いそうな人・合いにくい人

合いそうな人

  • 子育てなどで、今後10年間の家計を安定させたい
  • 変動金利の上昇は不安だが、全期間固定の金利は高く感じる
  • 固定期間終了前に、借り換えを含めて比較し直せる
  • 固定終了後に返済額が増えても対応できる余力がある

合いにくい人

  • 金利について今後いっさい考えたくない
  • 固定期間終了後の比較や手続きが負担に感じる
  • 少しでも低い当初金利を優先したい
  • 11年目以降に返済額が増えると家計が厳しくなる

子どもがいて、今後10年間の生活を安定させたい人には、10年固定が候補になります。一方、完済まで安心したい人には全期間固定、当初金利を抑えたい人には変動金利の方が、目的がはっきりしています。

10年固定は、その中間を選ぶ商品です。その分、固定期間終了後にもう一度判断することが前提になります。

まとめ|10年間の安心を選び、終了前にもう一度比較する

わが家は、変動金利約0.8%と全期間固定約1.9%の間で、当初10年固定1.2%を選びました。

決め手は、地方銀行の固定金利優遇、以前の仮審査時の金利適用、審査スピード、そして子育て期の10年間は返済額を安定させたいという考えです。

現在は返済額が変わらない安心感があります。ただ、金利上昇を見ると、全期間固定でもよかったと思うことはあります。

固定期間終了後は、同じ銀行の変動金利へ自動的に任せるのではなく、固定金利の再選択と他行への借り換えを含めて比較する予定です。

10年固定を選ぶなら、契約時の金利だけでなく、「10年後に何を比較するか」まで決めておく方が、後から迷いにくいと思います。

参考にした公式情報

※本記事の金利と契約条件は、わが家が借り入れた当時の実例です。適用金利、固定期間終了後の取り扱い、手数料は金融機関と契約によって異なります。正式な条件は、借入先の契約書と商品説明書で確認してください。

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この記事を書いた人

北海道で子育てをしながら、健康・お金・暮らしを少しずつ整える実体験を発信しています。実際に試したことを中心に、今日から一つ行動できる情報をお届けします。

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