子どもが生まれると、住宅費、教育費、老後資金など、考えるお金が一気に増えます。私も以前は毎月の収支を何となく把握し、目標を決めずに貯金していました。
現在は、北海道で妻と乳幼児の子どもの3人暮らしです。中古住宅の住宅ローンを返しながら、NISA、現金、固定費、住宅修繕費を別々に管理しています。
わが家で効果があったのは、最初から完璧な家計簿を作ることではなく、生活を守る現金を決め、固定費、大きな支出、積立投資の順に整えることでした。
この記事では、30代子育て世帯であるわが家の実額と判断基準をまとめます。あくまで一家庭の例ですが、これから生活設計を始める方が「何から確認するか」を決める材料になれば幸いです。
わが家の生活設計を数字でまとめる
| 項目 | わが家の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 住宅ローン | 月約6万5,000円+年2回各5万円 | 毎月の負担を抑え、手元資金を残す |
| NISA積立 | 月6万円 | 生活防衛資金を確保したうえで長期積立 |
| 生活防衛資金 | 現金150万円 | 生活費のおよそ半年分として維持 |
| 住宅修繕積立 | 月1万円 | 設備故障や将来の修繕に備える |
| 固定資産税・都市計画税 | 年約13万円 | 月払いではない費用も毎月換算して考える |
| 火災・地震保険 | 5年約20万円 | 年換算約4万円として準備 |
| 通信費の削減 | 夫婦で月約1万円減 | 我慢ではなく契約変更で継続的に削減 |
住宅ローンは月約6万5,000円ですが、ボーナス返済、固定資産税、保険、修繕積立まで含めると、住宅に備える金額はもっと大きくなります。月々の返済額だけで購入可否を判断しないことが大切でした。
なお、上の金額は家族構成、地域、住宅、収入によって変わります。平均的な家計の正解としてではなく、項目の洗い出し例としてご覧ください。
生活設計は5つの順番で整えた
1.家計の全体像を把握する
最初に確認したのは、細かな買い物よりも毎月自動的に出ていくお金です。住宅費、通信費、保険、車、サブスクなどを書き出すと、優先して見直す場所が分かります。
わが家ではauからpovo・UQモバイルへ変更し、夫婦の通信費が月約1万円下がりました。食費を毎日我慢するより、一度の契約変更が翌月以降も続く方が負担を感じにくいと実感しています。
具体的な見直し順は、30代子育て世代の固定費見直しにまとめています。
2.使う予定のある現金を投資と分ける
わが家は、生活費のおよそ半年分にあたる150万円を現金で維持する方針です。住宅設備の故障や収入減少で現金が大きく減った場合は、NISAの積立額を減らします。
一方で、積立自体は月1万円になっても続ける予定です。「投資を続けること」と「今の積立額を無理に守ること」は分けて考えています。
150万円は万人に適した金額ではありません。家族構成、雇用の安定性、車や住宅の有無などを考え、わが家ではこの金額にしています。
3.余裕資金でNISAを積み立てる
2021年に旧NISAで月5,000円から始め、段階的に増やして、2026年8月から月6万円にしました。増額前は生活が圧迫されないか心配しましたが、実際には大きな負担感はありませんでした。
現在はSBI全世界株式インデックスファンドとSBI・V・S&P500インデックスファンドを半分ずつ積み立てています。これはわが家の選択であり、同じ商品や配分を推奨するものではありません。
NISAの非課税保有限度額は合計1,800万円で、売却した場合は簿価分の枠を翌年以降に再利用できます。制度の最新情報は金融庁のNISA特設サイトで確認してください。
月5万・6万・7万円を比べた過程や、AIの推測を防ぐ指示は、ChatGPTでNISA積立額を決めた実例で紹介しています。
4.住宅費はローン以外も年換算する
約2,700万円の中古住宅を購入し、諸費用込みで2,760万円を借りました。40年返済、当初10年固定1.2%で、月々の返済は約6万5,000円、6月と12月は各5万円を追加しています。
月々の返済を抑えたことで、家具家電や突然の出費に対応する現金を残せました。ただし、借入期間を長くすると総返済額や退職後まで返済が続くリスクがあります。契約時の金利、退職時期、繰上返済の方針まで含めて判断する必要があります。
わが家の判断理由は40年住宅ローンを選んだ理由、税・保険・修繕費の実額は中古住宅の維持費はいくら?で詳しくまとめています。
住宅ローン控除は入居時期や住宅性能などで要件が異なります。個別の適用条件は国税庁の住宅関連情報や税務署などで確認してください。
5.AIは答えではなく比較と整理に使う
ChatGPTには、家計の条件整理や複数案の比較を手伝ってもらっています。ただし、不足情報をAIが推測すると、求めていた結果とずれることがありました。
そこで、プロンプトに「不足情報は推測せず、先に質問してください」と入れています。AIが出した制度や数値は、そのまま採用せず、公的機関や金融機関の資料で検算します。
実際の使い方は、ChatGPTで家計を見直す方法で確認できます。
生活設計でやらなかったこと
- 最初から完璧な家計簿を作る
- 生活防衛資金まで投資に回す
- 住宅ローンの月額だけで購入を判断する
- 相場が下がっただけで積立をやめる
- AIの回答だけで金融・税制を決める
子育て、住宅、仕事の状況は変わります。一度決めた計画を守ることより、現金が減ったら積立を下げるなど、変更条件を先に決める方が続けやすいと感じています。
今日から始めるチェックリスト
- 住宅費、通信費、保険、車、サブスクを書き出す
- 半年以内に使う予定のお金を投資資金と分ける
- 税金、保険、修繕費など年払いの費用を12か月で割る
- 無理なく続けられる積立額を決める
- 収入減や突発支出が起きたときの減額条件を決める
まとめ|不安は一つずつ数字にすると整理しやすい
子どもが生まれた直後は、教育費、住宅、老後などを一度に考えようとして不安が大きくなりました。実際には、生活を守る現金、毎月の固定費、大きな支出、長期投資に分けると、次にやることが見えやすくなります。
わが家も完成した家計ではありません。月6万円のNISAが負担になれば減額し、住宅修繕が必要になれば現金を優先します。計画を固定するのではなく、家族の変化に合わせて更新することが生活設計だと考えています。
まずは固定費を一つ書き出し、年払いの費用を月額に直すところから始めてみてください。
本記事は筆者の実体験に基づく一般的な情報です。投資には元本割れの可能性があり、税制・住宅ローンの条件は個人や時期によって異なります。最終判断は公式情報を確認し、必要に応じて金融機関、税務署、専門家へご相談ください。

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